当院で行う主な健診

健診画像
  • 子宮頸がん検診
  • ブライダルチェック
  • 特定健診 など

子宮頸がん検診

子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんです。主にヒトパピローマウイルス(HPV)という子宮頸癌をおこすウイルスに感染することで発症します。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い世代に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。国内では毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、そのうち約3000人が死亡しており、また2000年以降、患者数も死亡率も増加しています。そのため、この世代の方は子宮頸がん検診を受けるようお勧めいたします。子宮頸がんの検査では、最初に問診を行います。その際に初経の年齢や月経の状態、妊娠・出産経験の有無、自覚症状の有無などについてお聞きします。

その後、原則として内診を行います。検査を受けられる方が内診台に上がり、担当医が腟鏡を用いて膣や子宮頸部の状態を観察します。ここではおりものの状態や出血の有無、膣の状態、子宮膣部の位置や表面の状態、炎症やポリープの有無などを確認します。そのあとに、細胞診を行います。これは、子宮頸部にある細胞を採取する検査法です。細胞は子宮頸部表面を軽く擦る程度で採取できますので、痛みはほとんどありません。細胞診の後、内診と超音波で子宮や卵巣や卵管にほかの病気がないか検査します。その結果は1週間ほどでわかります。

ブライダルチェック

ブライダルチェックは、結婚前に限らず、妊娠や出産を控えた女性を対象とした婦人科系の健診です。ブライダルという名称が用いられていますが、結婚前に限られてはいません。このチェックを希望される方は、お気軽に当院までご相談ください。

主な内容としては、まず問診を行い、月経の状態、既往症などをお伺いします。ご自身で気になることがある方は、問診の際に遠慮なくご質問ください。その後、内診や超音波検査に加えて血液型検査、風疹抗体検査、麻疹検査、梅毒検査、B型肝炎検査、C型肝炎検査、HIV検査、クラミジア抗原検査、淋菌検査などを行います。内診や超音波検査で子宮や卵巣、卵管に異常がないか調べ、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患の有無や妊娠が可能な状態かどうかなどを診断します。検査項目については各種セットを組んでおりますので、お問い合わせください。

特定健診

事前にお電話にてご予約の上、お越しください。

対象

京都市国民健康保険ご加入の40歳~75歳の方

概要

糖尿病、心臓病、脳卒中などの生活習慣病発症リスクであるメタボリック症候群(高血圧、糖尿病、高脂血症の二つ以上)に着目した健康診査です。メタボリック症候群を早期に発見し、改善することで生活習慣病の発症や重症化を防ぐことが目的です。

検査項目

血液検査、血圧測定、尿検査、身体計測、診察、問診

受診料金

500円(65歳以上 0円)